アメリカと中国の貿易協議はマレーシアできのうまで2日間に渡って行われ、アメリカ側からはベッセント財務長官らが、中国側からは経済政策を統括している何立峰副首相らが参加した。協議では中国が発表したレアアース関連の輸出規制強化が焦点のひとつになっていた。協議後ベッセント長官はアメリカABCテレビのインタビューに「懸念は回避できたと思う。中国は世界的な輸出許可制度を導入すると脅していたが。再検討するため1年間延期するつもりだろう」とコメント。また、トランプ大統領が対抗措置として示していた中国からの輸入品に対する100%の追加関税について回避されると明らかにした。このほか、ベッセント長官は中国が輸入を減らしていたアメリカ産大豆の輸入拡大について「合意が発表されれば農家が満足すると確信している」などと述べた。今回の協議で一致したとされるこうした枠組みを踏まえ、今月末の首脳会談で貿易摩擦激化回避のための合意、得られるかが焦点となる。
URL: http://abc.go.com/
