米国大統領選からの撤退を求める圧力が強まっていたバイデン大統領が声明を出し、選挙戦から撤退する考えを表明した。バイデン大統領は日本時間の午前3時ごろ、SNSで声明を発表し、「再選を目指す意向ではあったが退任し、残りの任期は大統領としての職務を全うすることのみに専念することが、我が党と国にとって最善の利益であると信じている」として、選挙戦からの撤退を表明した。そのうえで、後任の候補者として、ハリス副大臣を支持する考えを明らかにした。バイデン大統領は先月の討論会で精細を欠き、民主党内で交代を求める声が強まっていた。再選を目指す現職大統領が撤退に追い込まれるのは、ジョンソン大統領以来、56年ぶり。