米国のバイデン大統領が大統領選からの撤退を表明。今週にも自分の決断について国民に説明するとしている。また、ハリス副大統領を民主党の大統領候補として支持する考えを表明。ハリス副大統領は「党の候補者氏名を勝ち取りたいと考えている」と表明。81歳と米国大統領としては史上最高齢のバイデン氏は、6月下旬に行われたテレビ討論会で精彩を欠き、体力・認知能力の衰えを不安視する見方が広がった。バイデン氏は撤退する考えがないことを繰り返し強調していたが、7月に入ってからは公に撤退求める議員が相次いだ。大統領選まで100日あまりというタイミングでの撤退表明に市民は「もう少し早く撤退していればとは思うけど遅くても撤退しないよりはいいでしょう」等と話した。一方、共和党の大統領候補であるトランプ前大統領は「ジョー・バイデンは我が国の歴史上、群を抜いて最悪の大統領だ。左派が誰を擁立しても同じことの繰り返しだ」と非難する投稿を続けている。また、共和党・ジョンソン下院議長が大統領選に立候補する資格がないから大統領職をつとめる資格もないと述べるなど、バイデン氏への即辞任を求める声は複数の共和党議員や知事からも上がっている。