米国・大統領選挙に向けた与党・民主党の党大会は最終日を迎えて大統領候補のハリス副大統領による指名受諾演説が行われている。ハリス副大統領がステージに登場した。大歓声が上がり数分間にわたってハリス氏が壇上でしゃべり始めるのを待つ状態。バイデン大統領の撤退を受けて急きょ候補者となったハリス氏にとっては、この演説が候補者としての真価が問われる最初のハードル。民主党は妥当トランプとの目標を掲げることでハリス氏のもと短期間で党内がまとまった。党大会では連日、元大統領や有名ミュージシャンらが次々と登場。党の結束を演出。大統領候補となってから1度も記者会見やメディアのインタビューを受けておらず、今は刷新感だけで勢い維持の状態。ハリス氏は演説で中間層出身の自らの生い立ちを語り、今回の選挙で「分断を乗り越えて新しい道を切り開く」と訴える。自らの言葉でビジョンを語り幅広い支持を得ることができるかが焦点。一方、共和党・トランプ氏は激戦州の1つアリゾナ州のメキシコとの国境を訪れた。トランプ氏はバイデン政権で移民対策を担当するハリス氏が不法移民の大量流入を招いたと批判。