アリゾナ州では移民問題が大きな焦点となっている。共和党・トランプ候補は13日、民主党・ハリス候補の移民政策を批判し支持を訴えた。共感し、トランプ氏を押し上げている存在が起業家・イーロンマスク氏。今年7月、トランプ前大統領の支持を表明。以降、集会に参加するなどトランプ前大統領を支援している。さらに政治資金管理団体「AMERICA PAC」に約7500万ドル(約112億円)を献金。アリゾナ州の会場では「言論の自由と銃所持の権利」を支持する嘆願書を配る親子がいた。マスク氏は激戦州で署名活動をした有権者を1人紹介すると47ドル(約7000円)を支払うと発表。署名活動の目的はその謝礼金。マスク氏は有権者の個人情報を活用してトランプ氏を支援する狙い。親子は1時間ほどで550人分の署名を集めた。署名活動への謝礼が認められれば約390万円を受け取れる計算。マスク氏の設立した団体のスタッフもブースを出して署名活動をしており、スタッフの時給は30ドル(約4500円)。州外から時給6000円以上で集まったスタッフも。それぞれが1日300軒近くの有権者宅を訪れて投票を呼びかけている。
起業家・イーロンマスク氏は19日から、署名者の中から毎日1人に4100万ドル(1億5000万円)を授与すると発表した。こうした行動に違法性を指摘する声も出ている。アリゾナ州は過去5回の大統領選で共和党が4回勝利。前回の大統領選ではトランプ氏が1万票(0.4ポイント)差で敗北。トランプ氏が危機感を抱く理由の1つが居住者の変化。民主党支持者の多いカリフォルニア州から住宅代の高騰などで毎年約7万人が移住。共和党の地盤が徐々に弱まっており、ハリス氏とトランプ氏への支持は拮抗している。
起業家・イーロンマスク氏は19日から、署名者の中から毎日1人に4100万ドル(1億5000万円)を授与すると発表した。こうした行動に違法性を指摘する声も出ている。アリゾナ州は過去5回の大統領選で共和党が4回勝利。前回の大統領選ではトランプ氏が1万票(0.4ポイント)差で敗北。トランプ氏が危機感を抱く理由の1つが居住者の変化。民主党支持者の多いカリフォルニア州から住宅代の高騰などで毎年約7万人が移住。共和党の地盤が徐々に弱まっており、ハリス氏とトランプ氏への支持は拮抗している。