マスク氏の投稿は誤った情報にもかかわらずコミュニティノートの指摘が表示されていない。どうしてなのか検証した。ことし9月以降のマスク氏の投稿には、誤情報とする指摘が900件余り提案されていたが、「表示しなくてよい」という評価が全体の7割以上を占め、ほとんどが一般の利用者には届かない状況になっていた。
「X」で誤情報を指摘するコミュニティーノートの仕組みでは、災害や事件、事故をめぐる誤情報の拡散を抑止するのに一定の効果があるとされている。一方で、今回の大統領選挙のように立場によって意見が分かれるテーマでは、たとえ誤情報であっても拡散を防ぐ仕組みが機能しないリスクが見えてきた。この仕組みについて、メディア法が専門の関西大学・水谷瑛嗣郎准教授は、コンテンツを管理する1つの方向性として有効と評価したうえで、「コミュニティノートの機能は発展途上のものだと思う。どういう問題があったのかとか、オープンに議論していくことは大事」と述べている。また、Xを所有するマスク氏が政権で役割を担うことについては、「コンテンツの正常化をしていこうという研究機関に対して圧力がかかったり、そういう方向に向かっていくのではという点は少々懸念している。プラットフォームにどういう影響があるのか外部からチェックしていく仕組みが重要」と述べている。
「X」で誤情報を指摘するコミュニティーノートの仕組みでは、災害や事件、事故をめぐる誤情報の拡散を抑止するのに一定の効果があるとされている。一方で、今回の大統領選挙のように立場によって意見が分かれるテーマでは、たとえ誤情報であっても拡散を防ぐ仕組みが機能しないリスクが見えてきた。この仕組みについて、メディア法が専門の関西大学・水谷瑛嗣郎准教授は、コンテンツを管理する1つの方向性として有効と評価したうえで、「コミュニティノートの機能は発展途上のものだと思う。どういう問題があったのかとか、オープンに議論していくことは大事」と述べている。また、Xを所有するマスク氏が政権で役割を担うことについては、「コンテンツの正常化をしていこうという研究機関に対して圧力がかかったり、そういう方向に向かっていくのではという点は少々懸念している。プラットフォームにどういう影響があるのか外部からチェックしていく仕組みが重要」と述べている。