東海東京証券アメリカ・武井章浩の解説。アメリカの医療分野におけるテクノロジー活用は政府主導の国家プロジェクトから民間の医療現場まで広がっている。11日にアメリカ、カナダ、メキシコで開幕するサッカー・W杯では北米で約650万人が移動するとも言われている。疾病の流入や集団感染防止のためCDC(疾病対策センター)を中心に政府や病院が連携し感染症の監視やデータを一元化する体制を構築している。感染拡大防止のためには医療のデジタル化が必要。国家レベルで感染症対策をする際に各病院や州ごとのデータをCDCなどが統合し全体状況を判断する。その際に分散データをより早くまとめる技術が必要。パランティア・テクノロジーズはCDC向けに複数機関のデータを統合・分析・可視化し意思決定を支援する基盤を提供している。医療現場では診療や医療の治療判断に使う段階にまで進化している。デクスコムは血糖値をリアルタイムで測定するセンターを提供している。テンパスAIは、がん患者のゲノムなどのデータをAIで解析し医師の治療判断を支援している。エピックシステムズは電子カルテシステムで院内の診療データを一元管理している。デジタルヘルス市場規模は3129億ドル(2024年)、年率20%前後の成長が予想されている。病院や政府間でデータが分散している課題は残っている。
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