宇宙への移住を目指すアルテミス計画は、日本を含め世界50か国以上が参加している。2027年に月面で長期間滞在できる基地の建設に取り掛かり、2040年代には火星へと人間を送る計画。アポロ17号の月面着陸後に技術開発は行われていなかったため、アルテミス計画では月へ行く技術を新たに開発し直している。早ければ来年2月に4に人の宇宙飛行士が月の周りを飛行して戻って来る実験が行われる予定。スペースXは月や火星への移住をビジネスチャンスと捉え、巨大宇宙船のスターシップを開発している。最新のレーダー観測によって月の地下にある洞窟が確かめられ、温度も20℃前後と安定しているという研究結果もある。洞窟を利用して安全を確保しながら拠点を広げていこうと考えられている。火星への移住ではきのこを使うことが計画されている。NASAエイムズ研究所のリン教授は、火星の砂と結合して成長し、放射線も防げる特殊な菌糸を発見した。菌糸は成長すると砂を固める性質がある。フィルム内で育てることで椅子やベッドを作ることができ、巨大な居住施設も建設できると考えている。宇宙船を打ち上げるためのブースターを何度も繰り返し使えるようにすることも考えられている。回収したブースターをすぐ整備すれば、数時間後には次の宇宙船を打ち上げることも可能になる。
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