フランスでは学校に制服を導入すべきか議論が始まるそうだ。今も主に私立の学校で制服を導入しているところはあるが、世論調査では国民の68%が制服に賛成しているという。政府は広範な実証実験の条件を近く発表する予定。ある学校では制服はブランドの比較争いを避ける方法でもあるという。しかし、子どもたちの靴や鞄を見るとブランド品の場合もあるが、同じセーターを着ることが第一歩だと校長は言う。「違いを強調する方法は常にあるが、教室内の先生の前ではその違いはほとんど消えて無くなる」と話した。フランス国内での制服の良し悪しを見る調査は行われておらず本当の効果は分からない。今は私立学校しか事実上は導入していない。海外では制服を昔から導入している国も多くあり批判も多い。最近のアメリカの調査では制服によって個性があまりに消されるため学校で子どもが生き生きできないとの結果もある。6年前、公立学校は実験的に制服を導入したが、義務化はしなかった。多くの家族が制服を着させずあっという間に導入は断念された。