渡辺さんは「都区部は6月は分かっている」、「都区部で賃金が上がってきた影響が表れ始めているのでは。全国についてもその辺が注目点」、「物価上昇のピークは越していると思うので、2%に軟着陸できるかがポイント」などと話した。米国との対立が深まる中国がサプライチェーン強化するというニュースについて圷さんは「今後、米国経済と中国経済のデカップリングが進んでいくとの見通しだと思う。現時点でも進んでいる既定路線でもある。日本企業への影響については、中国への半導体規制があった場合、直接的な影響が出てくる。分野を絞り段階的に進んでいくことが現実に近いのでは」、「もしもトランプ政権が成立し、中国に圧力をかけた場合、日本にもネガティブになるが、米国が内需拡大策をとった場合は、そこからの恩恵を受ける側面もあるのでは。世界的にサプライチェーンを再構築していくことは、新たに事業機会が創出されること。日本企業への需要が生まれる側面もある」「生産地への中国から日本に工場を戻す動きも一部出てくる可能性もあるだろう」などと話した。