日銀は、金融政策決定会合で追加の利上げを見送り、政策金利を0.25%程度に据え置く方針を決定した。金融政策の維持は今回で3会合連続。追加の利上げを見送った理由について植田総裁は「米国の次期政権の経済政策めぐる不確実性も大きい状沢が続いていると判断」。その上で、今後の追加の利上げの判断について「もうワンノッチほしい」と来年の春闘で賃上げに向けた動きがさらに鮮明に出てくるか見極めたいという考えを示した。植田総裁の追加の利上げを巡る発言を受けて、外国為替市場では、円を売ってドルを買う動きが急速に進み、円相場は1ドル157円台まで値下がりした。