アメリカとロシアの外相が18日、ウクライナでの戦争終結に向けた初めての協議をサウジアラビアで行った。焦点となっていたアメリカ・トランプ大統領とロシア・プーチン大統領による首脳会談の日程は決まらなかったがトランプ大統領は今後の停戦交渉に自信を示した。2022年2月にロシアがウクライナに侵攻して以降、両国の高官が公に会合を行うのは初めて。協議は4時間半に及んだ。首脳会談の日程は決まらず、ロシア・ウシャコフ大統領補佐官は「2月中に開催される可能性は低い」と述べた。この交渉についてトランプ大統領はアメリカ国内で記者会見し「良い交渉だった、手応えがある」等とした。イギリスやフランスなどヨーロッパ各国が停戦後にウクライナに平和維持部隊を派遣する姿勢を示していることについて「彼らが派兵するなら構わない」と容認する意向を示唆。ウクライナ・ゼレンスキー大統領は「頭ごしの協議はあってはならない」とアメリカとロシア2カ国による停戦交渉に反発、19日に予定していたサウジアラビア訪問を延期した。