中国の王毅外相は記者会見で、アメリカのトランプ政権が中国への追加関税などで圧力を強めていることについて、「協力を選択すればwin−winの関係を実現できるが、圧力をかけ続けるのなら中国は断固として対抗措置をとる」と述べ、歩み寄りを求めた。またトランプ政権の外交姿勢についてはもしすべての国が自国優先を強調して力に頼るようになったら小さな国や弱い国が最初に被害を受け国際ルールや秩序は深刻な打撃を受けることになると指摘しアメリカは大国としての責任を担うべきだと主張した。一方、日中関係について王毅外相は関係改善に向けた動きを歓迎する姿勢を示した一方、歴史認識や台湾問題を巡って日本側をけん制した。