来年6月、アメリカ、カナダ、メキシコで共同開催される「サッカーワールドカップ 2026」。そのアジア最終予選のバーレーン戦は、日本が勝てばW杯出場が決まる重要な一戦。1997年、プレーオフの末に日本が初出場をつかんだフランス大会。それから急速に発展してきた日本サッカー界だが、アジア最終予選は苦難の連続で、残り1戦での出場権獲得も4大会あった。今回は、勝てば3試合を残して日本史上最速でのW杯出場が決まる。日本代表・久保建英(23歳)は「サポーターの皆さんの前で勝利という形でW杯出場というボーナスがついてくる。皆さんと喜びたい」と話していた。きのうのサッカーW杯アジア最終予選のバーレーン戦は多くのファンが声援を送る中、日本は前半9分、久保建英のコーナーキックをヘディングで折り返し、キャプテンの遠藤航が押し込んで先制点と思われたが、その直前にボールが味方の肘に当たってハンドの判定。ノーゴールとなり、前半は無得点に終わる。日本は後半18分、伊東純也と鎌田大地を投入。すると後半21分、途中出場の鎌田大地が先制ゴールを決める。さらに日本は後半42分、久保建英が角度のないところを狙って追加点。バーレーンに2-0で勝利した日本が日本史上最速、そして世界で一番乗りで8大会連続のW杯出場権を獲得した。日本代表・森保一監督(56歳)は「またさらに次の成長に向けて頑張っていきたいと思います。皆さん、おめでとうございます。きょうは本当にありがとうございました」と喜びを語った。キャプテンの遠藤航(32歳)は「最後に最年長の長友さんが締めてくれるみたいなので、長友さんにマイクを渡したいと思います」と話し、長友佑都(38歳)が「みんな、ブラボー!」と締めた。