NHKのニュースサイトから特集記事「海に沈む30万の遺骨も…収容は1%戦後80年の現実」という記事を紹介。しばしに住む吉田進さん(83)は父親を太平洋戦争でなくし今も遺骨を探し続けている。父・武雄さんは民間の商船会社で働いていたが招集をうけ旧海軍で船長をつとめることとなった。終戦間際の1945年、米軍の攻撃をうけ犠牲となった。遺骨は海に沈んでいるとみられ、見つかっていない。戦後80年の今年、武雄さんが乗っていたとみられる「燕」の最期の姿を捉えた映像が新たに見つかった。吉田さんは父親の最期とみられる映像を目にし、父を慰霊するためにもせめて遺骨は国の責任で調査してほしいと声をつまらせた。しかし海没遺骨の収集は進まず、第二次世界大戦で沈没した船はあわせて3260隻にのぼり、30万を超える人が犠牲となったが遺骨が収容されたのはおよそ4700人分と全体の1%程度となっている。記事では遺族や専門家の話を詳しく伝えている。