ロシア・中国に駐在経験がある国際部の石川デスクに聞く。プーチン大統領が北京に到着した際は王毅外相が出迎えたが、トランプ大統領の時に出迎えた韓正国家副主席よりも序列が下がった形。また、プーチン大統領は去年も一昨年も連続して北京を訪れており、9年ぶりの訪問だったトランプ大統領ほど大歓迎を演出する必要はないという判断があったのかもしれない。習主席は会談の冒頭で「現在、国際情勢は混乱が入り混じり、一方的な覇権主義が横行しているが、平和を求め発展を図り協力を促すことは人々の願いであり時代の流れである」と述べた。名前こそ出さなかったが、今年はじめからベネズエラ・イランで軍事作戦を行ったアメリカを牽制した形。プーチン大統領は訪問前にビデオ演説を公開し、この中で今回の訪問について「両国のあらゆる関係を発展させて無限の潜在力を引き出すために不可欠だ」と述べた。無限という言葉を使って両国の関係強化の意義を強調している。プーチン大統領は会談で「両国関係は前例ないほど高いレベルに達しており、真に包括的なパートナーシップと戦略的協力の模範となっている」と述べて関係の良さをアピールした。さらにプーチン大統領は「中東の危機という状況下においてもロシアは依然として信頼できる資源の供給者としての役割を果たしている」と述べた。エネルギーの供給源としてのロシアの存在を習主席にアピールした形。
