ニューヨークから中継で、東海東京証券アメリカ・中川幾代氏が解説。足元で出版業界に注目しているという。出版業界はアマゾンがオンライン書店として台頭したことや電子書籍やオーディオブックが登場したことで、書店を中心に長く苦戦が続いたが、AIを活用した執筆、翻訳の普及などで出版数事態は前年比約3割プラスと、飛躍的な伸びを見せている。市場構造の変化に対応した出版企業には回復の兆しが見えている。ハリー・ポッターのアメリカでの出版権を持つスコラスティックは、2024年にアニメ制作会社を買収後、子ども向けストリーミング事業に注力。直近の決算ではYouTubeチャンネルの視聴回数が前年比で3倍に増加。DX戦略の成果が市場で好感されている。AI戦略を強化している出版社もある。学術研究書専門出版社・ジョン・ワイリー・アンド・サンズも株価が上昇基調。去年からアンソロピック、ミストラルAI、パープレキシティと提携し、研究論文や学術書のデータを収益化するビジネスモデルを確立した。他の出版社に対してもAIソリューションを提供し、隠れAI銘柄とも期待される。
従来の紙の書籍や書店にとっては逆風となりそうだが、アメリカでは書店の数が増加傾向で、ニューヨークでもブルックリンを中心に個性的な小規模店舗が増加。大手のバーンズ・アンド・ノーブルも年内の再上場を準備中とみられ、60店舗を新規開店する計画が報じられている。コロナ禍のロックダウンの反動やAI疲れによってカフェなどを併設した本屋に集う動きや、若い世代ではSNSのAIアルゴリズムを通じてレトロブームが起き、書籍需要が高まるという逆説的現象が背景にあるようだ。企業にとってはAIで経営基盤を強化した上で、相互作用をどのように成長に繋げるかが鍵を握るだろう。
従来の紙の書籍や書店にとっては逆風となりそうだが、アメリカでは書店の数が増加傾向で、ニューヨークでもブルックリンを中心に個性的な小規模店舗が増加。大手のバーンズ・アンド・ノーブルも年内の再上場を準備中とみられ、60店舗を新規開店する計画が報じられている。コロナ禍のロックダウンの反動やAI疲れによってカフェなどを併設した本屋に集う動きや、若い世代ではSNSのAIアルゴリズムを通じてレトロブームが起き、書籍需要が高まるという逆説的現象が背景にあるようだ。企業にとってはAIで経営基盤を強化した上で、相互作用をどのように成長に繋げるかが鍵を握るだろう。
