経済アナリスト・馬渕磨理子さんの解説。今回の円安は円が売られているというよりドルが買われている。背景にはアメリカの年内利上げ観測、そして中東情勢による原油価格の再上昇がある。日本の財政懸念が原因だという見方もあるが日本国債の40年債の入札は強めの結果、20年債の入札は非常に好調だった。市場はむしろ金利のある世界を前向きに織り込んでいるのではないか。円買い介入は一時的に円高効果があるが世界中で起きているドル買いの流れは止めることは難しいと思う。また円安の物価押上げ効果は小さいと言われている。円安の年間の押し上げは大きく見積もっても1%に満たないというデータがある(出典:第一ライフ資産運用経済研究所 永濱利廣氏)。今の物価高の正体は原油や食料の世界的インフレと国内の人手不足だと考えることができる。国内でモノを作る力を取り戻すことに力を入れるべき。
