三次市で夏の風物詩として親しまれている「三次の鵜飼」に新たに1羽の鵜が仲間入りすることになり、鵜匠の元に届けられた。きのう鵜匠の角濱義郎さんのもとに届けられたのは生後1年ほどの鵜。「三次の鵜飼」は450年ほど前から始まったとされ、市内を流れる馬洗川で鵜匠が巧みに操る鵜がアユなどを捕らえる姿を遊覧船から見ようと、毎年多くの観光客が訪れる。これまで鵜は25羽いたが、地元の振興会は病気などに備えて毎年新たな鵜を迎え入れている。新たに仲間入りした鵜は3年後のデビューを目指すということで川の環境に慣れさせたあと魚の捕り方など本格的なトレーニングが始まる。