中国とロシアの空軍が北太平洋のアラスカ州付近で合同パトロールを行い、米国とカナダの空軍がスクランブル対応をした。中国国防省によると25日、中国とロシアの空軍が北太平洋のアラスカ州に近いベーリング海上空で合同パトロールを行った。中国国防省は、「2019年以降、両国が行っている戦略的パトロールの一環で、現在の国際情勢や地域情勢とは無関係」としている。これに対し北米当局は、米国軍とカナダ軍がスクランブル対応したと発表した。領空侵犯はなかったとしている。中国とロシアは、度々合同軍事演習を行うなど連携を深めており、今回のパトロールについても「戦略的な相互信頼と実務的協力を深化するものだ」としている。