セブン&アイホールディングスに買収提案を行っているカナダのコンビニ大手の経営者らが会見をしている。買収後のセブンイレブンの店舗を維持するなどと訴えている。アリマンタシォン・クシュタール・アラン・ブシャール会長は「引き続き友好的で双方に合意的な内容を求めている」とした。アリマンタシォンクシュタールは世界31の国と地域でコンビニなどを運営。全米での店舗数はセブンイレブンに次ぐ2位の規模を誇る。クシュタールは去年、セブン&アイに対して7兆円規模の買収を提案。会見には創業者・ムシャール会長とミラー社長らが出席。友好的な話し合いを望んできたがセブン側によって幅広い案件の話し合いに至っていないと不満を訴えた。クシュタール側はセブン&アイの経営体制について「日本の経営陣に引き続き経営を担ってもらう」としている。セブンのコンビニ事業について今のサービスや店舗の拠点を維持。災害時に地域社会の支援に貢献することなど買収後も日本のコンビニの役割は変わらないと強調した。