19日に行われた決選投票は右派のハビエル・ミレイ下院議員と与党候補セルヒオ・マサ経済相の対決でミレイ氏が約56%の票を獲得し勝利した。アルゼンチンでは急激にインフレが進み貧困率が約4割にのぼり、経済再建対策が争点になっていた。ミレイ氏はドルを自国通貨にすることや中央銀行の廃止といった過激な主張からアルゼンチンのトランプ氏と言われている。外交面では現政権が重視する中国との関係を見直し親米路線への転換を主張している。トランプ氏はミレイ氏の勝利を受けてSNSで自らの選挙スローガンを引用して「あなたはアルゼンチンを再び偉大な国にするでしょう」と祝意を示した。