NASA・米国航空宇宙局は、国際月探査プロジェクトアルテミス計画で、宇宙飛行士が月面着陸を行うミッションの実施を目標としていた2026年から2027年に遅らせると発表した。生命維持に関わるシステムへの対応に時間がかかることなどが背景にあるということだ。アルテミス計画で米国はおよそ半世紀ぶりとなる宇宙飛行士による月面探査を目指している。トランプ次期大統領は新政権でのNASAの長官にIT企業を創業した実業家を起用することを明らかにしている。アルテミス計画には日本も参加し有人月面探査車の開発などで協力するのに対しNASAは日本人宇宙飛行士に月面着陸の機会を提供することになっている。