池上彰たちは長野・喬木村を訪れ、リニア工事の最前線を見学するため、南アルプストンネルの建設現場に向かった。建設現場は長野・大鹿村にあり、ヤードからトンネルの中に入った。本坑と先進坑の間は20m。まず先進坑を掘って、環境への影響を調べている。本坑の幅は13mで高さ8m。昼・夜2交代制で工事が進んでいる。建設現場では平地を掘るのに適しているシールド工法ではなく、山を掘るのに適しているNATM工法で行っている。直径4.5cmの穴を100個あけ、爆薬を装填。1回の発破で平均1m、1日平均4mを掘削し、工事完了は2030年の予定。