先月、スイスで開かれたアート作品のオークション。これまで真贋の鑑定は専門家に依頼してきたが、今回はじめてAIが本物と鑑定して作品を出品した。AIが鑑定するシステムを開発した企業。これまで500件以上を鑑定し、真贋不明だったゴッホの自画像をいち早く本物と見抜くなど実績をあげている。鑑定する絵画の作家の作品やその作家を真似て描いた絵などをAIに学習させて、色合いや構図などを解析し本物か偽物を判断しているという。今回、マリー・ローランサンが描いたとされる作品をAI鑑定にかけることにした。ベルトラッキ氏の贋作かと疑われている。鑑定の結果、本物ではない可能性が72%で贋作と判断された。