1992年のアルベールビルオリンピック、この大会からモーグルが正式競技として採用された。初代金メダリストとなったのはフランスのエドガー・グロスピロン。父の影響で1歳半からスキーを始めたというグロスピロン、モーグルで才能を開花させ15歳で代表入りを果たす。カルガリー五輪では公開競技であったものの、エドガー・グロスピロンは銅メダルを獲得。グロスピロンはスキーのトレーニングだけでなく柔軟性を保つトレーニングや走り込みを欠かさなかった。迎えたアルベールビルオリンピック、絶対の自信を持っていたグロスピロン会心の滑りで優勝。彼はその時のことを最高だと振り返った。1995年に引退したグロスピロンは現在講演活動や若いスポーツ選手を支援する活動を行なっている。ピョンチャン大会ではペリーヌ・ラフォンが金メダルを獲得。彼女もグロスピロンの支援した選手だった。彼は栄冠を次の世代に繋ぐ夢を今も追い続けている。