28日、ガザ地区では拘束されていたイスラエル人など12人が開放され、イスラエルでも刑務所に収容されていたパレスチナ人30人が釈放された。戦闘休止期間が6日目に入る中、ブリンケン国務長官は戦闘休止の再延長に向けてさらなる働きかけを行うことを明らかにしている。ブリンケン国務長官はこのあとイスラエルやパレスチナ自治区を訪問し、政府要人などと会談を行う予定。一方、ガザ地区では180万人が家を失い、避難先となっている南部では燃料や食料、日用品の不足が深刻化している。人道危機の懸念が高まる中、カービー戦略広報調整官は支援物資を搭載した米軍の輸送機が中継地点のエジプトに到着したことを明らかにしている。ハマスはこれまでにイスラエル人と外国人81人を開放し、イスラエル人兵士についても解放交渉を進める用意があるとして戦闘休止期間の延長を望んでいるが、イスラエル側は10日間を超える戦闘休止には応じない姿勢を見せている。