日本が観測活動を行っている東南極のトッテン氷河では氷が減少している。観測隊は自立型海中ロボットを使って氷が溶ける速さやメカニズムを調査している。トッテン氷河の氷が溶けると地球の海面を4m上昇させるといわれ、海抜の低い陸地が水没してしまうリスクがある。世界で相次ぐ異常気象は地球温暖化が原因だとされていて、2021年11月に世界各国が採択した産業革命前かの平均気温の上昇を1.5℃に抑える合意文書を採択した。「1.5℃の約束」と呼ばれている。しかし、WMOは去年の平均気温は観測史上最高を記録し、1.45℃上昇したと発表。温暖化の原因となる二酸化炭素を含む温室効果ガスを減らすことが急務だとされている。