国連のグテレス事務総長が安全保障理事会に提出する年次報告書で、子どもの人権を侵害した国にイスラエルを指定することが分かった。これはイスラエル・エルダン国連大使が7日、Xへの投稿で明らかにしたもので、国連側から通知を受けたとしている。パレスチナ自治区ガザで続く戦闘を巡り、グテレス事務総長が近く安保理に提出する子どもと武力紛争に関する報告書の中で、イスラエルを「子どもの権利を著しく侵害した国」の1つに指定するという。イスラエル・エルダン国連大使の電話コメント「事務総長のこの恥ずべき決定に衝撃を受け、うんざりしている」。イスラエル・ネタニヤフ首相も「妄想的」と非難している。一方、パレスチナ・マンスール国連大使は声明で「犠牲となった子どもたちは戻ってこないが、正しい方向への一歩だ」と歓迎した。