ロシアや欧米などに収監されていた24人の身柄交換。1日、米国・アンドリュース空軍基地、ロシアで拘束されていたウォールストリートジャーナルの記者ら米国人3人の帰国を出迎えたバイデン大統領。ホワイトハウスに釈放された3人の家族らを招き成果を強調。バイデン大統領は「外交と友好の偉業だ」と述べた。ロシア・プーチン大統領も釈放されたロシア人をモスクワで出迎えた。ロシアメディアによると夫婦もいて、子ども2人も一緒に帰国。米国メディア・CNNによると交渉に関わったのは米国、ドイツ、ポーランド、ノルウェー、スロベニアの西側諸国とロシア、ベラルーシの7か国。西側諸国側は8人のロシア人を釈放、ロシア側は米国人3人、ドイツ人5人のほかプーチン政権に批判的な反体制派の活動家らロシア人8人を釈放。24人は仲介役を担ったトルコのアンカラ空港で身柄が交換された。ロシア連邦保安庁の元工作員・ワジムクラシコフ氏は殺人罪で終身刑を言い渡され、ドイツで服役。クラシコフ氏の解放を最優先にプーチン大統領は交渉を模索していたとされている。米国での出迎えにはハリス副大統領の姿があった。サリバン大統領補佐官は今回の交渉で「ロシア側に金銭は支払っていない」と明言、「身柄交換交渉とウクライナ情勢は別問題」と話した。