ソフトバンクグループが今日発表した去年4月~12月までの9ヶ月間の決算は最終的な損益が4,587億円の赤字となった。去年4月~9月までの半年間の決算では最終的な損益が1兆4000億円余の赤字となっていたが、赤字幅が1兆円近く縮小した。株式市況が堅調だったことで、去年10月~12月までの3ヶ月間では傘下の投資ファンド事業で4,200億円余の利益を計上するなど直近で投資事業の収益が改善した。更に2020年4月、傘下にあったスプリントが「TモバイルUS」と合併したことに伴う契約に基づいて、去年12月にTモバイルUSの株式を無償で取得したことで2,300億円余の利益を計上した。ソフトバンクグループは去年9月にアメリカで上場した傘下のイギリスの半導体開発会社「Arm」をグループの中核に位置づけ、AI関連の事業や投資を強化する方針でグループの業績改善を目指すとしている。