高校3年の宮田香乃さんは通っていた公立高校で教育のあり方に疑問を抱き、通信制の高校に転校。また、知事や議員に立候補できる年齢の引き下げを目指し、活動している。日本の法律では選挙で投票できる年齢は18歳以上。衆議院議員や地方議員、市区村町長に立候補できる年齢は25歳以上、参議院議員や都道府県知事への立候補は30歳以上と定められている。26歳の能條桃子さんは去年、神奈川県知事選に立候補を届け出たが、年齢の壁で受け付けてもらえなかった。今、国に引き下げを求める裁判を起こしている。国会議員の平均年齢は58歳、町村議会議員は64歳。イギリスでは2006年、下院の立候補年齢が18歳に引き下げられ、24歳以下の投票率が増加した。宮田さんは与野党の幹部に申し入れをしたが、政治家の間で変化の兆しがみられないのも現実。