グリーンランドでの軍事演習を巡り、アメリカのトランプ大統領がヨーロッパ8か国に関税を課すと表明したことに対し、8か国が共同声明を発表して「危険な悪循環を招く」と指摘した。グリーンランドの領有に向けて圧力を強めるトランプ大統領は、現地への部隊派遣を決めたイギリスやフランスなど8か国を対象にすべての輸入品に対して来月1日から10%の関税を課すと表明した。これを受けて18日、8か国は共同で声明を発表し、グリーンランドでの演習について「事前に調整されたもので、いかなる者に対しても脅威ではない」と反論している。そのうえで、関税については「欧米の関係を損ない、危険な悪循環を招く恐れがある」と指摘している。また、関税の対象に含まれていないイタリアのメロー二首相も「誤りであり同意できない」と述べ、トランプ大統領に懸念を伝えたという。事態を受けてデンマークのラスムセン外相は、18日からノルウェー、イギリス、スウェーデンを急きょ訪問し、今後の対応を協議する方針。
