イチローさんが、日本選手で初めてアメリカ野球殿堂入りの快挙を成し遂げた。きのう、アメリカ野球殿堂入りが発表され、イチローさんが日本、そしてアジア選手初の殿堂入りを果たした。メジャーで10年以上プレーし、引退から5年が経過した選手が対象となるアメリカ野球殿堂入り。そんななか、イチローさんは10年連続でシーズン200安打を達成するなど、メジャー19年間で通算3089本ものヒットを積み上げた。イチローさんは、「まずは、この日を迎えるということが、2001年に僕が初めてMLBに挑戦した年に、おそらく地球上の誰も想像できなかったと思う」と語った。イチローさんは史上2人目、野手では初となる満票選出にはわずか1票届かなかったが、99.7%の得票率で快挙を成し遂げた。イチローさんは会見で、「1票足りないのは、すごく良かったと思う。色々なことが足りない、人って。自分なりの完璧を追い求めて進んでいくのが人生だと思う。これとそれは別の話なんですけど、『不完全である』というのは、いいなって。生きていく上で不完全だから進もうとできる。そういうことを改めて考えさせられるというか、見つめ合える。そこに向き合えるのは良かったなと思う。」と語った。