先月、環境系ベンチャー企業などが初披露した室内水槽で誕生した日本初のサンゴ。これまでサンゴを人工的な環境で飼育するのは困難とされてきたが、最新技術によって状況が変わった。使われたのは、海水温や塩分濃度など海の環境を水槽に再現する技術「環境移送」。“海のゆりかご”と呼ばれるサンゴ礁には、海洋生物の約25%が生息。しかし地球温暖化などの影響で20年後に約9割が消滅するおそれがある。そんな中、環境移送の実現によってこれまで沖縄でしかできなかったサンゴの研究が世界中どこでも可能になった。今後、人工的なサンゴ礁の増殖に成功すれば、海の資源を守ることに繋がると期待されている。将来的には、地球の環境全体というのを未来に紡いでその価値に気付く人を増やしていけるような活動にしていきたいという。
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URL: https://corp.innoqua.jp/
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