2025年1月19日放送 10:00 - 10:30 テレビ朝日

BooSTAR ‐スタートアップ応援します‐

出演者
弘中綾香 高倉葉太 源六孝典 
(オープニング)
オープニング

海や川の生き物の環境を水槽で完全再現するイノカ代表・高倉葉太。生き物の名前が一瞬でわかるアプリを開発するバイオーム取締役・源六孝典。今回は生き物大好きなスタートアップの経営者が登場。どんどん市場が拡大中の環境保全ビジネスに迫る。

キーワード
イノカバイオーム
環境保全×スタートアップ
生き物が大好きな経営者たち

弘中綾香らの挨拶。今回は入山もよく知るスタートアップが登場。

生態系を水槽に忠実に再現!

イノカ代表・高倉葉太。東京・飯田橋にあるイノカのオフィスにはたくさんの水槽が並んでいる。水槽こそがイノカの事業。イノカ代表・高倉葉太は「この水槽は観賞用ではなく海を守る研究や子どもたちに海の面白さを伝える教育を行っている企業になる」と説明。例えばサンゴが入っている水槽。水の温度や塩分濃度はもちろん水質や光の量まで、実際にサンゴが暮らす沖縄の海の環境を水槽の中に忠実に再現。サンゴ礁は地球表面のわずか0.1パーセント程度にすぎないが、およそ9万種以上の生き物がすみかや隠れ場所として使うなどサンゴに頼って生きているといわれている。自然界のサンゴの多くは1年に一度6月頃にしか産卵をしないがイノカは2022年、世界で初めて飼育下で冬に人工産卵に成功したことで話題となった。現在サンゴだけでなくさまざまな生き物を飼育している。

キーワード
イノカ飯田橋(東京)
生態系を水槽に忠実に再現!/水槽作りをマネタイズする/趣味のアクアリウムが事業に!

アマモやゲンゴロウ、マングローブが住む沼地を再現した水槽を紹介。海を再現すると、海では出来ない実験が水槽を使ってできるようになる。例えば化粧品会社。人が肌に塗る日焼け止めクリームは成分が環境によくないためハワイとかパラオで使用が禁止になってきている。擬似的に海を再現した水槽の中で日焼け止めクリームの影響を実験できる。高倉葉太はモテたいため、14歳の頃からサンゴを飼っていた。その後、東京大学に進学し暦本研究室でAIを研究。企業を考え活動していた時、1人のメンターと出会い人生が変わった。もともとはAppleのような家電を作る会社を起業したかった。丸幸弘からつまんないこと言うなよ、好きなサンゴのほうが簡単だろと言われ、サンゴに向き合うことを決めた。創業当時はAIの政策などを受注し資金を調達した。稼いだお金を全てサンゴに費やした。会社のメンバーは高倉葉太よりも変わってる人が多いという。水槽情報共有サイトを通じ増田直記さんと出会い意気投合。イノカの創業につながった。

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アップルイノカユーグレナ丸幸弘増田直記慶應義塾大学東京大学落合陽一
生き物のビッグデータで生物多様性を守る!

バイオーム取締役・源六孝典。バイオームでは生物多様性の保全を達成するために生き物のビッグデータを集める仕事をしている。使うのは使うのはバイオームが開発した「いきものコレクションアプリBiome」。撮影した写真をアプリに読み込み動物か植物かを選ぶと生き物の名前がAIが自動で判定して表示。更に撮影した生き物を「ゲット!」というボタンで投稿すると投稿した生き物のレア度がわかったりアプリ内のポイントをゲットできたりするなど誰でもゲーム感覚で生き物の写真をコレクションできる。今100万ダウンロードを誇る人気アプリ。日本全国のユーザーがバイオームのアプリを使って投稿することで生き物の生息地から分布図、外来種の存在など生き物のビッグデータを作ることができる。これが今大きなビジネスチャンスを生んでいる。

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BIOMEバイオーム京都市(京都)梅小路公園
生き物のビッグデータで生物多様性を守る!/大学卒業後すぐに企業!きっかけは!?/就職せずに起業するメリットとは!?/投資家の心を掴む起業家とは!?/様々なチャレンジをスタートアップでできる時代に

ユーザーにアプリを無料提供。収集したビッグデータを企業や自治体に活用してもらうことでマネタイズ。製造業なら工場周辺の環境把握と影響の調査。自治体なら街中の自然の把握と保全対策など。こういうのをデジタル・シティズンシップという。情報を市民から集めて、それで会社として活用し環境を良くしてお金も設ける。幼い頃から生き物好きだった源六は京都大学で森林について研究。その研究室でバイオームの共同創業者・藤木庄五郎と出会い意気投合、2017年に創業した。起業する時に誰もがぶつかる資金調達の壁。バイオーム取締役・源六孝典は「理解をしてくれる投資家に出会えた」とコメント。自然と向き合うスタートアップはお金と時間がかかる。こういうところにちゃんとお金を張る投資家が出てきていて実際一緒にやろうという企業が出てきてる。日本がだいぶ良くなってきた。

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京都大学東京大学藤木庄五郎
ROAD TO START UP!
スタートアップ育成5か年計画

スタートアップ5か年計画は政府が打ち出した施策だが、今年2025年でいよいよ後半戦に突入する。スタートアップ育成5か年計画とはスタートアップ企業の数を10万社にし、スタートアップへの投資額を10兆円規模に。更に評価額が10億ドルの非上場企業通称ユニコーンを100社作るという日本政府が掲げた目標。今後どんな人たちのスタートアップ起業を期待する?「大人(40〜50代)」。そこと新しいアイデアを掛け合わせてスタートアップやったほうが実は成功率が高い。失敗している人はチャレンジしている人、それを評価する機運というのは日本でも出てきている。もともとスタートアップの聖地であるシリコンバレーだと失敗が当たり前。むしろ失敗してないとダサいくらいの感じになっている。

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シリコンバレー(アメリカ)スタートアップ育成5か年計画岸田文雄
(エンディング)
エンディングトーク

高倉葉太は「海と陸をつなげてくれているところが、まさにここが大事」などと話した。源六孝典は「環境問題に一緒に取り組んでくれる仲間が増えると嬉しい」などと話した。

キーワード
イノカバイオーム
これからの未来のために地球と生き物を考える!

これからの未来のために地球と生き物を考える!ポイントは「自分の好きを大事にする」「強い意志が仲間と投資を呼ぶ」「様々なチャレンジができる時代に」。

エンディング

エンディング映像。

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