- 出演者
- 弘中綾香 黒川泰宏 塩見賢治
オープニング映像。渋谷の新スポットに潜入など放送内容を伝えた。
渋谷のスタートアップの動きには期待していると入山さんは話し、さらにアーティストなど様々なジャンルの人が集まった多様性に富んだボヘミアンシティになることを望むなど話した。
渋谷サクラステージの4階にやってきた。東急不動産の小泉雅昭さんが案内する。「404 NOT Found」はゲームなどのクリエイターが作品を展示できる場所。「404Kitchen」は飲食関連のポップアップイベントや独立を考える料理人が実験的に使えるキッチン。SHIBUYA SAKURAGAOKA BEERHALLでは、渋谷の地ビールをだす。スタートアップ関係者の人脈を広げる場となっている。入江氏は「これからはアートやゲーム、食などが価値を出していく時代でクリエイターエコノミーと呼ぶ。日本のアニメや韓国のBTSもそう」と話す。
渋谷サクラステージのオフィススペースにやってきた。東急不動産の小泉雅昭さんは「この区画は今後成長が期待される、スタートアップ企業さらなる飛躍を応援する特別な区画。その名もスタートアップ支援区画といわれるオフィススペース。」と紹介。内装やWi−fi、コピー機などが用意されている。ブランド公式のリユースを手がける「Free Standard」は、入居希望企業10社の中から唯一選出された。取締役の野村晃裕さんは「小さい会社だが、このオフィスに入っている。それ自体が価値。」と話す。入山章栄は「大手企業がモノやサービスをベンチャー企業から購入する、ベンチャークライアントモデルという道が注目されている。」と解説した。東急不動産・小泉雅昭さんは「場所の提供、経済的な支援、事業連携機会を作り一緒に成長していく。」と話した。
ここからは、サクラステージに本社を移転するSansanの取締役塩見賢治さんと、東急不動産執行役員の黒川泰宏さんをゲストに話を聞く。Sansanでは、名刺情報をデータ化して一括管理し、社内の人脈を可視化できるサービスと、デジタル名刺交換などができるアプリEightを展開する。入山章栄は「人脈の可視化。経営学で弱いつながりの強さっていう考えがある。実は弱いつながりが多い方が創造性が高い。」と解説。Sansan取締役・塩見賢治さんは、移転の理由について「当社のミッションは、出会いからイノベーションを生み出すことだ。新しいものを生み出すには渋谷は最適」、入山章栄は「人間は味覚嗅覚触覚によって信頼関係を築く。オフィスは絶対に必要だ」、東急不動産執行役員・黒川泰宏さんは「リアルな場所の価値を高めることを考えている。渋谷は多様性のまち。渋谷サクラステージは、オフィス、グルメ、ホテル、イベントなど様々な要素で構成される。イノベーションを起こすに、食やお酒は非常に重要な役割を果たすと感じている。」と話した。
東急不動産のように大きなディベロッパーが、スタートアップを応援する意味について入山章栄は「シリコンバレーには自然発生的にAppleやGoogleが生まれたが何十年もかかってる。東京もイノベーションを起こしたいが何十年も待てない。意図的にカオスでボヘミアンな街をつくる必要があり、できるのはディベロッパーだ。」、東急不動産執行役員・黒川泰宏さんは「スタートアップ支援は新しい事業や文化を作る。」、弘中綾香アナは「若者の街とか学生時代行ってた街という実体験があるが、また新しい渋谷の面を知ってまた来たくなった。」と結んだ。
本日のテーマはイントレプレナー。ひと言で言うと社内起業家。富士通の社内起業家・本多達也さんは、Ontennaという音を振動や光で伝えるアクセサリー型装置を展開しているという。スープストックトーキョーは元々、三菱商事の社内ベンチャーとして誕生した。そこから遠山正道さんが独立して今の大きな会社になった。未来をつくるイントレプレナーを表彰する新しいアワード「FTS INTREPRENEURS AWARD」が今月26日に発表され、入山さんも選考メンバーだと話した。
渋谷サクラステージを紹介した今日のグラレコは番組HPで見ることができる。弘中アナは「会食って大事なんですね」とコメント。
本日のポイントを紹介。ボヘミアンな街 渋谷の出会いがスタートアップを加速させる、リアルな場での味覚・触覚の刺激が信頼関係を生む、弱いつながりがイノベーションを起こす。