英国・ロンドンでは夕刊紙「イブニング・スタンダード」が日刊紙を廃止を発表した。1827年に朝刊紙として創刊。1859年に夕刊が登場し、会社帰りのサラリーマンが電車のなかで読む新聞として定着。1976年にはエリザベス女王が印刷工場を視察したこともあったが、かつて65万部だった発行部数は25万分ほどとなっていて、2009年から有料から無料にし売り上げではなく広告収入で利益を得る方向に転換したことで発行部数は85万部まで急増した。しかし、コロナ禍で在宅勤務が定着し電車通勤する人が減ると発行部数は27万部まで落ち込んだ。今後は24時間デジタル版と週刊版に移行する方針だという。