28日、チャットGPTを手がけるオープンAIは、AIモデルの安全性とセキュリティーを評価する委員会を設置したと発表。社内では今月、安全対策を担うチームが解散していて、新体制でのAIのリスク管理を強化する考え。オープンAI・サム・アルトマンCEOらが率いる新たな委員会は、今後90日でオープンAIの安全対策を評価し、報告書を提出するとしている。オープンAIをめぐっては今月、安全対策チームを率いていた共同創業者・サツキバー氏が退社し、チームが解散するなど、AIのリスク管理に対する懸念が高まっていた。今回の発表でオープンAIは、次世代基盤モデルのトレーニングを開始したことも明らかにしたが、安全面の懸念を念頭に「活発な議論が行われることを歓迎する」と強調している。