芽登温泉は大小6つの客室があり、1泊2食付16,500円前後で泊まれる。近くの牧場で作ってるラクレットチーズやいけだ牛のすき焼きが名物。露天風呂は深さ60cmほど。塀を低くして景色も楽しめるようになっている。年間利用客数は5000人ほど。お湯は断層から湧出しており、アルカリ性単純泉。機械室には熱交換器があり、温泉の温度は下がり水の温度は上がるような仕組みになっている。司さんが導入し、それまでは灯油を焚いていたという。清流にはイワナやニジマスが棲み、川沿いにはヤマセミやシマフクロウが飛んでいる。コロナ禍以降グランピングテントや薪サウナを導入した。さらに若い家族連れや団体客が楽しめるよう一棟貸しのコテージを建設中。司さんの自宅は温泉熱を利用した温水暖房放熱器が設置されていた。リビングには暖炉があり、ガスはプロパン、水は湧き水だという。買い物は車で帯広までは片道75キロ。司さんは独身で「子どももいないし誰かやってくれる人がいれば譲りたい」と話した。