インドネシア・バリ島にはキングコブラが生息している。ほかのヘビを食べてしまうことからキングの名がつけられた。現地の爬虫類保護団体とマット・グッド博士に協力を依頼しキングコブラを探した。森に入ってから1時間、キングコブラを発見。キングコブラは巣を作り、卵を守り続ける唯一のヘビ。直径1mほどの巣は、山の形をしていて竹の落ち葉で作られている。この季節バリ島では毎日のように激しい雨が降る。水に浸かると卵はダメに鳴ってしまうので、生存率を上げるために巣を作るという。天敵のミズオオトカゲが卵を食べにくるため、守り続けている。卵がかえるまでの約2か月間、キングコブラは食事を取らず雨水を飲んで耐え続けている。