米国の大統領選挙に向けた共和党大会が最終日を迎えた。トランプ前大統領が大統領候補への指名を受諾する演説を行った。トランプ氏の演説はいつもの激しい言葉を使った批判もあったものの暗殺未遂事件を受けた国民の団結やそして、強い米国を取り戻すという点に重点を置きた。トランプ氏の演説したステージには暗殺未遂事件で亡くなった消防士の男性の制服などが飾られ黙祷も捧げられたまた、会場には選挙から距離を置いていたメラニア夫人長女のイバンカ氏の姿も見られトランプファミリーの結束も示した。そして、演説の中ではトランプ氏の公約も見えてきた。まず、大規模な減税を実施する他バイデン政権が進めてきた電気自動車を推進する政策を撤回し同盟国であろうが、輸入車には高い関税をかけるとしている。外交政策では、北朝鮮に触れて金正恩は私を懐かしがっていると思うと指摘し米朝間の交渉を進めていく考えを示している。バイデン大統領は一方で厳しい状況追い込まれている。選挙戦の継続を訴えていたバイデンだが、民主党の上下両院のトップや党の重鎮のペロシ元下院議長から直接懸念を伝えられている。バイデン降ろしはここ数日で確実に強くなってきているといえると現地から中継で伝えた。