アメリカ・トランプ政権による相互関税の一部が発動された中、実業家・イーロンマスク氏は5日、イタリアの極右政党・同盟の党大会にオンラインで参加し、「最終的にヨーロッパと米国が関税ゼロの状況に移行するよう合意するのが望ましい」と述べたうえで、ヨーロッパと北米の間に自由貿易圏が作られることを期待しているとの考えを示した。「これらの考えをアメリカ・トランプ大統領にアドバイスした」とも話している。トランプ政権は5日、ヨーロッパを含む全ての国と地域を対象に10%の関税を発動していて、マスク氏の発言の真意は不明。政府効率化省を率いるマスク氏についてトランプ大統領は3日、「数か月以内に政賢を離れる可能性がある」との考えを示している。