アメリカ大統領選挙の投票日まで1か月余りとなる中、共和党のトランプ前大統領は激戦州の1つ中西部ウィスコンシン州で集会を開き、大きな争点となっている移民政策をテーマに演説してハリス副大統領を激しく批判し支持を訴えた。28日、人口5000人余りの町で開かれた集会。壇上には罪を犯した不法移民だとする写真が並べられ、トランプ前大統領はバイデン政権で移民政策を担ったハリス副大統領を激しく批判した。そして「われわれは国境を封鎖する。侵入を直ちに阻止し最大の国外追放作戦を開始する」などと述べ、支持を呼びかけた。トランプ氏としては今回の選挙で大きな争点となっている移民政策を巡り徹底してハリスを批判することで勝敗を左右するとされる激戦州での戦いを優位に進めたいねらいがあると見られる。