昭和世代には見慣れた集合写真だが現在の修学旅行ではみんなピースをしていた。当時集合写真は卒業アルバムにのせる学校行事の記録としての意味合いが強く、真面目な態度で撮るのが好ましいという教育者の共通の認識があった。そしてフィルムからデジタルへ写真は変化し、その手軽さや何枚も撮影できるようになったからか集合写真で自然な笑顔で写真を撮ることが増えているようである。ピースサインはいつからかというとキーマンであった俳優・井上順に話を聞くこととなり、もともとこのポーズはVサインとして第二次世界大戦中に使われていたが1960年代に入るとベトナム戦争に対する反戦運動が激化し平和を願う「ピースサイン」として使用されていった。そして1972年に井上順が始めてピースそしたCMが流れていった。その後もCMやテレビ番組で「ピース」を連発し、写真撮影時のポーズ=ピースが日本全国に広まったという。