マキシム・グループの久野誠太郎の解説。米国では独立記念日に花火やバーベキューなどが多く行われ祝日ムードが高まる。ただ、NRF、全米小売業協会による調査では、今年は去年同様に87%の消費者が独立記念日を祝うという計画だが、バーベキューなど食品向け支出は1人当たり90.42ドルと、去年から減少することが見込まれている。食品価格の高止まりから消費者は価格や品質などを求める傾向が強まっているとみられるが、そんな中でグローサリー市場では、コストコホールセールとウォルマートがシェアを拡大している。コストコの3月から5月期決算では売上高が9%増え1株利益は3.78ドルといずれも市場予想を上回った。また、ウォルマートも5月通期の見通しを引き上げており、これまで以上に使用者がクオリティとバリューを強く求める中で、両社の好業績の継続が期待される。