ロシアによる軍事侵攻で、ウクライナでは3万人以上の兵士が死亡したという。ウクライナでは原則として18~60歳男性は出国が認められていないが、国外脱出を試みる人が急増。兵役を逃れようと、書類を偽造するケースも報告されている。違法な越境の末、国外へ逃れた男性が取材に応じ、戦場で闘う兵士たちに罪悪感を抱いていた。ウクライナ政府は徴兵年齢を27歳から25歳に引き下げる法案を提出し、昨夏には兵員募集のためのPR動画を公開した。今は市民の体験入隊に力を入れている。軍事侵攻後、志願して入隊した男性は後方で鉄道警備などの任務にあたっていたが、3ヶ月後、うつ病が再発して除隊を余儀なくされた。ポーランドで暮らしているが、元の生活を取り戻すことができていない。