ロシアのウクライナ侵攻に関連して、ウクライナでは国民の徴兵逃れの発生が指摘され、軍事力への影響が懸念されている。ウクライナでは18歳から60歳の成人男性は出国を禁じられ、徴兵または国内待機を命じられているが、ハンガリー行き1人7000ドルの料金で輸送用トラックに隠して国外に逃がすグループなどが摘発され、軍の徴兵事務所が賄賂をもらって主導していたこと、汚職が国内全土に広がっていたことがわかっている。大統領は国内すべての徴兵事務所の責任者を交代させるなどし、汚職の根絶を図っている。国外に脱出した人は数万人にのぼるとの試算もある(英・ガーディアン紙)。