お手頃価格でウナギが食べられる未来を目指して人工の稚魚の技術開発が進んでいる。二ホンウナギの養殖は、現在天然の稚魚を捕獲して育てているが今日、水産庁が報道陣に公開したのは天然由来ではなく人工で飼育した稚魚。この稚魚から成長した二ホンウナギを天然のものと食べ比べてみると身もフワフワで天然と全く変わらない。国内でとれる天然の稚魚の数は低水準が続いていて水産庁は2050年までに二ホンウナギなどの養殖を100%人工の稚魚で行う目標を掲げている。現在は研究段階で餌代などの費用が掛かることから人工の稚魚の1匹当たりの価格は天然に比べると3倍ほど高く今後、低コストを実現できるかが課題となる。