赤や黄色の光が灯された高さ3mのクリスマスツリー。その周りにダイバーが浮遊する不思議な光景。毎年、海の中に設置されるクリスマスツリー。ツリーが設置されたのは和歌山・串本町。地元のダイビング組合が本州最南端に位置する潮岬の沖合にツリーを運ぶ。サンタ姿のダイバーたちがツリーと共に海へ潜る。設置されるのは水深18mの海底。色とりどりの魚たちが見られ、夏は多くのダイビング客で賑わう串本町の海。ダイビング組合がツリーを設置した理由は冬のダイビング客狙い。この時期、魚に変わって海を彩るのは”海の宝石”とも言われるウミウシ。串本町の海は冬でも16-17℃とダイビングしやすい水温で夏場に比べ透明度も高いという。組合は「夏場ほど混まないので海の中でもゆっくりできると思うので冬場はすごくおすすめの時期」と話した。水中ツリーは今年で13回目。ツリー目当てに冬のダイビングに訪れる方も増えているそう。